一瞬の風になれ

一瞬の風になれ』 佐藤多佳子 (講談社文庫) ★★★☆

400mリレーに青春をかける高校生達の物語3部作。
極めてストレートな高校スポーツ青春物語である。
理屈無く、ストレートに良かった。
何よりも素晴らしいのは、純粋に走ることのみを3冊に渡って書ききった事だと思う。
青春スポーツ小説でも、スポーツ以外の状況との葛藤を書いたりする場合が多い。
その方が簡単にドラマティックな展開を作れるからだと思うけど、その分スポーツ小説的要素が薄まってしまう。
スポーツだけでも本当はこんなにドラマがあって、そして感動がある。
シンプルに美しい物語。

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ガール・ミーツ・ガール

ガール・ミーツ・ガール』 誉田哲也 (光文社文庫) ★★★☆

バンド系少女、夏美シリーズ2作目。
前作では、夏美のキャラクターは魅力的だったんだけど、サスペンス系なストーリーがマッチしてなくて、音楽小説としては不完全燃焼だった。
もっと、夏美の音楽的サクセスストーリーが読みたいって思った。
本作は、その願望に完全に応える、まさに音楽的サクセスストーリー。
もちろん、挫折や苦闘はある。でもそれは音楽のための行程である。
最後のステージシーンは本当にかっこいい。
気分的に、単純に感動できる物語が読みたいと思って選んだんだけど、期待以上で満足。

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極北ラプソディ

極北ラプソディ』 海道尊 (朝日新聞出版社) ★★☆

救急医療をテーマとした物語。
医療の危機的な状況はよく判るし、作者は上手いんでとても読みやすいんだけど、なんか、物語としてのおもしろさはあんまり感じなかった。
こんな問題があってこんな風な解決案がありますっていう、メッセージ小説ならともかく。
少なくともこれまでの海道尊の物語は、一方で物語としての面白さがあって、もう一方で医療の危機を訴えるテーマがあって、そのバランスが良かった。
だんだん、物語の面白さが薄れてきて、ただ主張だけを叫んでいるように感じられる。
まあ、そちらが作者の意図みたいだからしかたないかもしれないけど。
こういうのが続けば、読まなくなるかもしれないなあ。

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烏丸ルヴォワール

烏丸ルヴォワール』 円居挽 (講談社BOX) ★★★

前作に続き、京都の町のどこかで論理合戦が繰り広げられる。
あくまでも、パズラーのための舞台と事件。
引っくり返る論理を楽しむ物語である。
本作もその楽しさに溢れている。
そしてラストに余韻を残すのもまた嬉しい。

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ビブリア古書堂の事件手帖2

ビブリア古書堂の事件手帖2 〜栞子さんと謎めく日常〜』 三上延 (メディアワークス文庫) ★★★

古書店を舞台にした日常ミステリ。
まあ、古本を題材にするだけで、たいてい好みになる感じ。
もうちょっと明るい感じの方が好きだけど。

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90ミニッツ

90ミニッツ』 シアター・ドラマシティ
2012/1/22(日) 13:00
4列サイドブロック

作・演出 三谷幸喜
キャスト
 西村雅彦
 近藤芳正

脚本は素晴らしい。
会話だけで、緊迫した濃密な空間を創り出している。
キャストも素晴らしく、テーマに見合った緊迫感のある演技を見せる。
舞台としては素晴らしいと思う。

ただ、趣味ではないなあ。
安心して楽しめる舞台が好き。

生誕50周年スペシャル企画★三谷幸喜大感謝祭のラストを飾る作品。
① 舞台『ろくでなし啄木
② 舞台『国民の映画
③ 舞台『ベッジ・パードン bedge pardon』
④ ドラマ『ウォーキング・トーキング』(wowow開局20周年ドラマ)
⑤ 書き下ろし小説『KIYOSU』
⑥ 映画『ステキな金縛り』
⑦ 舞台『90ミニッツ』

7本のうち、舞台3本と映画を観たんだけど、ステキな金縛りが一番良かったな。
三谷幸喜の舞台は、もっと笑える内容っていう印象だったんだけど、今回の3本はどれもちょっと重かった。
そういう心境なのかもしれないけど、次の舞台があったとして、チケットを取るのをためらってしまうなあ。

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ロッキー・ホラー・ショー

ロッキー・ホラー・ショー』 シアターBRAVA!
2012/1/21(土) 13:00
S席1階I列センターブロック

昔ドラマシティで観たような気がしてたんだけど、全く記憶になかった。
観たという記憶自体が勘違いかなあ?
舞台は楽しくて良かった。
古田さんのフルター博士は、もうこれしかないって感じ。
ジャネットの玲奈ちゃんも可愛かったし。
満足。
現実を離れて楽しめるミュージカルが好きだなあ。

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絶海ジェイル Kの悲劇'94

絶海ジェイル Kの悲劇'94』 古野まほろ (光文社) ★★★

イエ先輩シリーズ。
イエ先輩のキャラクターは非常にユニークで楽しいんだけど、内容は非常にシンプルな本格ミステリ。
物語には遊びが無く、謎解きのための舞台設定と登場人物があるだけなんで、やっぱりちょっと不満。

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アイ・ガット・マーマン

『アイ・ガット・マーマン』 シアタークリエ
2012/1/15(日) 13:00
1列センターブロック

ニューキャスト
樹里咲穂、西国原礼子(SDN48)、Miz

3回目のマーマンはニューキャスト。
Mizが一番良かった。
初めての役者にちょっと期待していったんだけど、まあ普通に上手いって感じ。
西国原礼子は上手かったけど、それで次に観に行く程ではないなあ。
可愛くはないし。

3回のマーマンで、歌的にはやっぱりオリジナルキャストが一番良かったなあ。

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アイ・ガット・マーマン

『アイ・ガット・マーマン』 シアタークリエ
2012/1/14(土) 18:00
1列センターブロック

ファビュラスキャスト
エリアンナ、シルビア・グラブ、浦嶋りんこ

作・演出・振付: 宮本亜門

オリジナルキャストに続いて2回目のマーマン。

さすがに若々しく、明るく華やかで、これが本当のマーマンの舞台なんだろうと思うんだけど、歌声としてはオリジナルキャストの方が良かったかなあ。
まあ、元々はニューキャストに興味があって取ったんで、3組観た後でどう思うかがちょっと楽しみかな。

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